独立開業・起業という言葉はいつの時代も胸躍るものです。
StudioAKも紆余曲折ありましたが、2009年に独立し早10年目になりました。
起業をした時のことをふと思い出してみると、ワクワク感と同時にやっていけるのだろうか?という不安が織り交ざった複雑な気持ちだったと今でも覚えています。
StudioAKは最初ホームページ制作をメインに動画編集などを行う制作会社としての色が濃いスタンスで始まりました。
まだまだリスティング広告やWebマーケティングで案件をいただけるほど信頼がないとても小さいところから始まったからです。
たぶんみなさんもなかなか周りからの信頼を得られる困ることがあるとは思いますが、挫けず自分の夢に向かって頑張ってほしいと思います。
今回はそんな独立開業・起業をする際に知っておきたいことをまとめてみました。
これから独立開業・起業を考えている人やもうすでに独立開業・起業はしたもののなかなかうまくいっていない方の何かのお役に立てる記事になればと思います。
(以下まとめて起業と書きます)
独立開業・起業にはいろいろな種類がある
独立開業・起業と簡単に書きましたが、いろいろな種類があります。
例えばStudioAKのようにWeb制作や動画編集などIT・デジタル技術をベースに起業される場合や飲食店やエステ、整骨院のようにお店を持たれる場合などいろいろな種類が存在します。
この他にも最近いろいろとニュースになっているコンビニオーナーなどのフランチャイズとしての起業をするという方法もあります。
そんないろいろとある起業ですが、どんな職種が人気なのでしょうか?
独立開業・起業しやすい仕事には共通点がある
起業をした時に最初に問題になるのは、そのビジネスを軌道に乗せることができるどうかだと思います。
たぶん起業を考えられる方は「自分のスキルならやっていける。成功するはず。」と確信を持たれている方がいるかもしれません。しかしビジネスの世界に絶対という言葉はありません。
ここがサラリーマンやアルバイトとして働くことと起業して働くことの一番大きな違いだと思います。
自由な翼を手に入れた一方で、明日も仕事があるのかと不安に思うことも大いにあることでしょう。仕事がない、お客様がこないというのは収入がなくなることに直結します。
そんなリスクを少しでも抑えたいと思うのではないでしょうか。
実は起業しやすい仕事にはいくつかの共通点が存在します。
初期投資が少ない
兎に角にも起業した際にかかる最初の初期投資が少ない。つまり低予算で始められることが資金を運転資金に回せれることはとても大事なことだと思います。
現金がある限り廃業にはならないのでビジネスが軌道に乗るまでにある程度の時間が必要になります。この間にも生活費は必要になりますのでその生活費の分もあらかじめ用意しておかなければいけません。
例えば300万円の貯金があったとしても、それを生活費に回してしまうと1年分の生活費にしかなりません。そのため初期費用をなるべく抑えることが大事な肝になります。
利益率が高い
利益率が高いビジネスの方がよりビジネスを軌道に乗せるまでにかかる時間が少なくてすみます。
それは利益率が高い場合同じ金額を稼いだとしても手元に残るお金が多くなり、コストパフォーマンスがよくなります。
また利益率の高い場合はライバルなども少なく寡占状態になっている場合もありますので、黒字化の難易度をぐっと下げることになります。逆に利益率が低いと薄利多売のビジネスになり取引の数(販売数や契約数)などをたくさん稼がないと利益がだせなくなるため、黒字化する難易度は高くなります。
固定の場所が不要
一時ブームになったノマドワーカーをはじめ、固定の場所が必要としない仕事の場合、家賃などの固定費がかからないため仕事は成功しやすい傾向にあります。
最近では家を持たずその日泊まるホテルやスーパー銭湯などを探して生活する若者が東京では増えていると聞きます。
それは少し極端な話ですが、若い頃はいい家に住みたいと背伸びして高い賃貸マンションに住んでいたこともありますが、やはり家賃というのは毎月払う固定費になりますので、なかなか重たいです。その家賃代がない方がお金が残りやすいのは当然だと思います。
どんな職種が人気なの?
そんな人気な職種の共通点を見てきましたが、実際にはどんな職種が人気なのでしょうか?調査をしてみた結果今風なものからお堅いものまでいろいろと出てきました。
- コンサルタント系の仕事
- IT技術系の仕事
- スクール系の仕事
- ネイリストや整体師、マッサージ師など
- 保険代理店や広告代理店
- コピーライターなど
こう見てると人気な職種はどれも本人の技量・スキルがビジネスになっていることが多いのがわかります。また飲食店など初期投資や固定の場所が必要な仕事はなかなか起業する人が多くないのかもしれません。
実際StudioAKに起業したのでホームページ作成をご依頼いただく方は飲食店よりも上記の人気職種の方が多いように感じます。
ただ人気というだけあり、その職種は飽和過多になっていることもあります。StudioAKのオフィスの近いを見てみて、整骨院やマッサージ店が乱立しておりコンビニよりも多いと言われる歯科医院よりも多いかもしれません。
整骨院も初期投資が少なく始めることができて、自分のスキルで生きていける職種の1つでもありますので、人気になることはわかります。
しかしマンションなどが立ち並ぶ住宅街であってもすべてのお店がうまくいっているというわけではありません。
来店・集客はどうしらいいの?
話が最初の方に戻りますが、起業したお店や会社をうまくビジネスの軌道に乗せるには来店・集客がとても大事になります。
StudioAKのブログでもどうやったら集客を増やせれるのかを書いてきましたが、少ない資金で集客を増やすにはHP(ホームページ)を利用したインターネットからの集客が必要不可欠になります。
折込チラシがポスティングなどは配布枚数からの来店率をコンバージョン率と考えた場合、効率がいいとは言いづらいのはみなさんもご存知のことだと思います。
それでもこれらの集客施策に頼る人が減らないのはなぜでしょうか?それはインターネットを活用した集客に対してご自分がパソコンやスマートフォンを使わないからわからないという層がまだ一定値以上いるからだと思います。
そして自分が使わないからこそ、周りも使っていないからインターネットで集客するよりも集客しやすいはずと思い込んでいる層がいます。
実際にお話しをしていてもそういうことをおっしゃる方がいらっしゃいます。
ではそのDMやチラシ配布、ポスティングでどれだけの費用をかけどれだけの返りがあったのでしょうか?
広告費に対するパフォーマンスを測る上でCPAという指標を使います。
チラシを作るにはデザイン代がまずかかります。その上で印刷代そして最後に配布するお金がかかります。
これらはいったいいくらくらいかかるのでしょうか?数万円から10万円くらいかかることもあるでしょう。
ではその広告費で何人が来店されるのでしょうか?
そんなデータを取られている方はどれくらいいますか?
たぶん感覚論でチラシを持ってきた人が多かったから良い結果だった。
もしくはだれもチラシを持ってきていないから意味のない広告だった。
など感覚で結果を決めていませんか?
プロモーション結果の検証は感覚で行うものではない
プロモーションは行うまでは、お金を使うためいろいろ調査されて最後決定されますが、その結果についてはどこまで検証されているのでしょうか?
ホームページを作るということが直接的なことではありませんが、自分のホームページを持ちアクセス解析を行うことでどのチラシから情報を見られたのか、その上で来店がなかったのかなど今まで見えていなかったお客様のデータを見ることができます。
例えばチラシにQRコードがついていてそこからホームページにアクセスできたとします。
QRコードをいつ読み込んだのかそれがどのデザインのいつ発行したチラシなのか、どのエリアでそれが見られたのかなどデジタルマーケティングを設定したホームページであればデータを取ることができます。
それにより次はどういう風にプロモショーンをすればいいのかのヒントにもなります。
またホームページの場合はどこからアクセスされたのかだけではなく、見た人がパソコンであればマウスを、スマホであれば指を持っていってページをどこまでスクロールしたのかなどもデータを取ることができます。
アクセス解析からどのページに人気があり、どのページが人気がないのかもわかりますので飲食店の場合、写真で見た時に人気な料理なのかそうではないのか、それが現実お店の状況とはどうなのかを考えることができます。
このようにホームページを作るということは、お店や会社の顔になると共に、独立開業・起業したばかりの時にどのように集客をすればいいのかのヒントをくれるデータを取ることのできるツールでもあります。
ただホームページを自分で作るのは難しいですし、制作会社に作ってもらったら費用がすごくかかることでしょう。
StudioAKでは個人事業主や中小企業様応援プランがありますので一度ご相談いただければ幸いです。